[新リージョン] アジアで8番目となる香港リージョンが追加されました。使用するには有効化が必要です
こんにちは。サービスグループの武田です。
アジアで8番目となる香港リージョンが追加されました。リージョンコードは ap-east-1 となっています。
香港リージョンで利用できるサービス
香港リージョンで使用できるサービスをRegion Tableから抜粋します(2019年4月26日17時)。
- Amazon API Gateway
- Amazon Aurora - MySQL-compatible
- Amazon Aurora - PostgreSQL-compatible
- Amazon CloudWatch
- Amazon CloudWatch Events
- Amazon CloudWatch Logs
- Amazon DynamoDB
- Amazon EC2 Auto Scaling
- Amazon Elastic Container Registry (ECR)
- Amazon Elastic Container Service (ECS)
- Amazon ElastiCache
- Amazon Elastic Block Store (EBS)
- Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)
- Amazon Elasticsearch Service
- Amazon Glacier
- Amazon Kinesis Data Streams
- Amazon Redshift
- Amazon Relational Database Service (RDS)
- Amazon Simple Notification Service (SNS)
- Amazon Simple Queue Service (SQS)
- Amazon Simple Storage Service (S3)
- Amazon Simple Workflow Service (SWF)
- Amazon Virtual Private Cloud (VPC)
- AWS Certificate Manager
- AWS CloudFormation
- AWS CloudHSM
- AWS CloudTrail
- AWS CodeDeploy
- AWS Config
- AWS Database Migration Service
- AWS Direct Connect
- AWS Key Management Service
- AWS Lambda
- AWS Marketplace
- AWS Personal Health Dashboard
- AWS Shield Standard
- AWS Step Functions
- AWS Support
- AWS Systems Manager
- AWS Trusted Advisor
- Elastic Load Balancing
- VM Import/Export
今回からリージョンの利用には有効化が必要です
3月に新規リージョンに関して次のポストがありました。
Setting permissions to enable accounts for upcoming AWS Regions | AWS Security Blog
今後(3月20日以降)追加されるリージョンについてはデフォルトで無効化されており、オプトインで有効化するようになりました。今回の香港リージョンもアナウンスされたとおり、デフォルトでは無効化されています。
各リージョンの有効/無効状態はマネジメントコンソールのマイアカウントから確認できます。
ここのリンクから有効化ページへジャンプするか、直接対象リージョンのページを開くことでも有効化ができます。なお有効化にはaccount:EnableRegion
、無効化にはaccount:DisableRegion
の権限が必要となります。
AWS: Allows Enabling and Disabling AWS Regions - AWS Identity and Access Management
リージョンの無効化は現在、新規リージョンのみ対応しており既存リージョンはできません。これはアップデートに期待ですね。また無効化する際に各種リソースをきちんと削除しておきましょう。無効化リージョンであってもリソースが存在すれば料金が発生するので注意が必要です。
無効なリージョンのAPIをたたくと
香港リージョンのように、無効化されたリージョンのAPIをたたくとどうなるのか試してみました。
$ aws ec2 describe-regions --region ap-east-1 An error occurred (AuthFailure) when calling the DescribeRegions operation: AWS was not able to validate the provided access credentials
おそらくAPIによってレスポンスは変わると思われますが、エラーになるということは覚えておくとよさそうです。スクリプトなどで全リージョンに対して処理をしているような場合は少し注意が必要です。
最後に
これまで中国リージョンは北京、寧夏とありましたが、中国リージョン固有のアカウントを用意する必要がありました。香港はその制約のないリージョンです。待ち望んでいたユーザーも多いのではないでしょうか?ぜひ使っていきましょう!